似たりよったりなビジネスに差をつける要素が集客力であるのはブログでも一緒です。なのでSEO対策はブロガーなら避けては通れません。
そういった事実があるにも関わらず「エスイーオー」と聞くとみんなやる気をなくしてしまいます。
しかしSEO対策は、適切なキーワードさえ見つけることができれば、実はそこまで難しくありません。逆にいえば、適切なキーワード選定こそがSEO対策において最も重要だと言っても過言ではありません。
効果的なキーワードを設定できれば、人々がどのような答えを求めており、したがってどんな記事を書けば良いかということが、かなり想定しやすくなります。
今回はキーワード選定ツールとして人気トップ3に入るウーバーサジェストを使い、SEO対策を行う方法をご紹介します。
■ウーバーサジェストの特徴
ウーバーサジェストの検索自体は実にシンプル。グーグル検索同様、キーワードを入力して検索するだけ。2019年より日本語を含む多言語対応になったのもうれしいですね。
ウーバーサジェストは、Googleキーワードプランナーで使われてる技術をもとに設計されているため、情報の信頼性も抜群です。
Google検索におけるキーワードの統計データや関連情報など、SEO対策に必要な情報をまとめて得ることができます。
ウーバーサジェストを早速使ってみる🔽
https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
■ウーバーサジェストのキーワード調査機能
ウーバーサジェストは、シンプルかつハイクオリティな機能をいくつも持っています。今回はその中でも、特におすすめできる便利な機能をいくつかご紹介します。
キーワードプランナーに基づいた統計データを得られる
キーワードを検索すると、以下の項目を表示できます。
VOL:キーワードの月間検索ボリューム
CPC:検索連動型広告のクリック単価
PD:検索連動型広告の競争の激しさ
SD:オーガニック検索の競争の激しさ
※PDとSDは数値が高いほど競争が激しい
先述の通り、ウーバーサジェストはGoogleキーワードプランナーのシステムを元に設計されているため、精度の高い検索結果が得られます。
ブログ初心者におすすめの検索方法は"競争率の低い(SD値が低い)キーワード"で調べることです。
ここで注目したいのが、キーワードの「ロングテール(複数の単語の組み合わせ)」を一覧表示してくれる機能です。
これはキーワードプランナーにもない機能であり、関連ワードを一括検索したいときに重宝します。
統計結果をそのまま他のページで使いたい場合は、画面下にCVS形式(またはクリップボードにコピー)でエクスポートする機能もあります。
比較的大きなキーワードで検索上位を獲得するための関連記事を考えたい場合や、他者とデータをシェアしたい場合は、エクスポート機能が重宝します。
キーワードの「競争の激しさ」「簡単なSERP」を表示してくれる
ウーバーサジェストは、キーワードの競争の激しさと、簡単なSERP(検索結果画面)、およびその統計・予測データを一目でわかりやすく表示してくれます。
項目は以下の通りです。
GOOGLE SERP:検索結果1〜100位までのURL流入見込み:
月間の予想PV数
これらのデータから、自社コンテンツが検索上位に掲載された際の効果予測ができるというメリットがあります。
キーワードをフィルタリングして検索できる
画面右上の「フィルター」機能をオンにすることで、多すぎる検索結果を絞り込むことができます。
フィルター項目は以下の通りです。
検索ボリューム:月間検索数の範囲を指定可能(0〜 )
有料難易度:検索連動型広告の難易度を指定可能。数値が高いほど競争が激しい(1〜100)
クリック単価(CPC):検索連動型広告のクリック単価の範囲を指定可能(0〜 )
SEO難易度:検索上位の取りやすさの範囲を指定可能。数値が高いほど難度が高い(0~100)
含めるキーワード:含めるキーワード(ロングテール)を指定可能
除外するキーワード:除外するキーワードを指定可能
「適応」ボタンを押すとフィルタリング結果が表示され、「リセット」を押すと項目がリセットされます。
■ウーバーサジェストのドメイン分析機能
ウーバーサジェストは、ドメイン分析にも使えます。ここでは一部、おすすめの機能をご紹介します。
ドメインに関する統計データを確認できる
画面左の「虫眼鏡マーク」をクリックし、検索窓にWebサイトのドメインを入力すると、そのドメインに関する統計データを確認できます。
▲トラフィック数のグラフを中心に、広告やドメインスコア、被リンク、参照ドメインなどが確認できる
▲検索上位のキーワード数の割合のグラフ、検索結果画面、月間流入見込み数、被リンク数、SNSシェア数などが確認できる
▲ドメインに対し、どのようなキーワードでの流入があるか確認できる
▲ドメインに対する被リンク状況(バックリンク)を確認できる
画面上部の各項目は以下のとおり。
ドメインスコア:数値が高いほどGoogleに高い評価を受けている(1〜100)
被リンク:当該ドメインへの被リンク数
オーガニックトラフィック:(※正しく機能していない可能性が高い)
▲各リンク元のURL、ドメインスコア、ページスコア、リンクタイプ、アンカーテキストなど、細かいデータも分析可能
▲キーワードトラッキング機能
▲指定したキーワードの検索順位(ポジション)、月間検索数(VOL)、SEO難易度(SD)を分析可能
自サイトだけではなく他サイトのドメインデータも分析できる点で、競合調査がやりやすいのがウーバーサジェストのもうひとつのメリットです。
まとめ
ウーバーサジェストはUIがシンプルなので、初心者でも簡単にハイレベルなキーワード分析ができます。
検索上位をキープすることがますます難しくなってきている昨今ですが、最適なキーワードを選定するツールとしてぜひウーバーサジェストを活用してみてください。